意味を見いだせない閉塞感
久しぶりに「バカの壁」を読んだ。この本は簡単そうに見えるが実はとても難しい。
興味深い一節があった。
意味を見いだせない閉塞感が自殺を始め様々な問題の原因になっている。・・脚本家の山田太一さんと対談した際、彼は「日本のサラリーマンの大半が天変地異を期待している」と。
私は天変地異は期待しないが日本で閉塞感が募り上海にやって来た。何もアテがあった訳ではない。中国でも遅かれ早かれ日本を襲う「意味を見いだせない閉塞感」が充満するのではという気がする。
我がクリニックの院長は「心と身体の開放」を主張する。彼は仕事が趣味で休みなど必要としない。家でブラブラしててもつまらないだけだと言う。下班後陽気に飲んで皆とお喋りし早朝スイミングで人生満足とのこと。服などTシャツ3枚あれば足りるという。閉塞感など微塵もない。
上海に来て「ああこんなすごい人もいるんだ」という発見が私にあった。発見は人を成長させる。人生に行き詰まった人は海外で生活してみるといい。手助けする人は極力いない方がいい。自分があれこれ工夫しないと生活できない状態が大事。ストレスで体重が減るかもしれないが毎日発見があるはずだ。
東南アジアでは少ない給料でもきちんと付き合ってくれる彼女が出来るかもしれない。彼女と生活について話してみると更に人生に開眼するかもしれない。加油!